面白い論文に出会えると、テンション上がるね。

2019年4月5日 17時27分35秒 (Fri)

img_20190405-093418.jpg
朝、桜の盆栽みたら、葉っぱがわさっとなってる!

img_20190405-093406.jpg
しかも、つぼみ?
そうか、キミはすでに花が散ったから売れ残ってたんじゃなくて、同期より花が開くのがゆっくりすぎて売れ残ってたんやな。
ボキ、心が折れそうな朝はコブクロのダイヤモンドって曲をリピートで聴きながら出勤するんやけどな、なんかこのつぼみ見てたら、そんな気分になったわ。
いつ咲くかな~

人生は、早く花を咲かせることを競うレースじゃねぇんだなぁ
  -ともき-



ところで今日、若い衆のトレーニングを手伝ってて、「なんでヒトは直立二足歩行するんやろ?」って疑問が浮かんできたんや。
結論から言うと、明確な理由はわからんらしいわ。
でもね、それについて調べてて、おもしろい文献を発見できたん。
ニホンザルの二足歩行分析とシミュレーションから探る直立二足歩行の起源と進化
って論文。
もう全部面白いんやけど、特にこの図が興味深い。
歩行時の足関節の底背屈角度と、床反力のグラフ。
実線がヒト、点線がサル。
img_20190405-093437.jpg
・猿まわしのサルは上手に二足歩行ができるが、バイメカ的にみるとヒトの二足歩行と根本的に違う。
・ヒトの二足歩行では、鉛直方向の床反力は二峰性であるのに対し、サルの床反力は単峰性である。このことは、サルの歩行動作では立脚期後半に推進力を生みだしていないことを示している。
・サルの歩行は両脚支持期があるという点では「歩行」であるが、力学的な観点からは「走行」に近いと言うことができる。
・このような、両脚支持期があるが倒立振子によるエネルギー交換を行わない(ある意味走行に近い)2足歩行のことを「grounded running」と呼び、ヒト以外の霊長類が行う2足歩行は基本的にこのgrounded runningである。
・サルが立脚期後半に推進力を生みだすような歩行動作を行うことができない最大の理由が股関節の構造にある。
・ニホンザルの新鮮屍体を解剖した研究では、サルの腸腰筋・大腿直筋・大腿筋膜張筋の短さが、股関節伸展運動の阻害因子であることが明らかになっている。
・またヒトのみが有する足底腱膜による縦アーチ構造は、立脚期後半の膝関節の伸展と足部のスティフネス向上に寄与しており、股関節と足部の構造の違いが、ヒトとサルの歩行形態を決定的に分けるポイントであると言える。

おもしろいやろ?
知らないことを知るって、楽しいな。

コメント

登録ユーザー

無題
植物も人間も、成長のために周囲の環境が大切だと改めて思いました。

猿の論文面白いですね。どうしても股関節進展制限の部分に注目してしまいます。
投稿日:2019年4月6日 08:04

この記事にコメントする



メールアドレスは公開されません。サイト運営者からの連絡に使用されることがあります。

入力すると投稿者名がリンクとして公開されます。


表示されているひらがなを入力してください
認証コード

プロフィール

プロフィール画像
ニックネーム
中谷知生

Tomoki Nakatani
所在地
兵庫県宝塚市にある、宝塚リハビリテーション病院に勤めています。
職業
理学療法士です。

Certificated physical therapist in Neurology

自己紹介
I am interested in physiotherapy for improvement of gait ability of a patient with stroke hemiplegia.
And I'm a member of Japan Physical Therapy Association stroke guideline crew.

ブログ

12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930

blog

8月 2026年9月 10月
12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930

ライフログ

12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930
QRコード
携帯用QRコード
アクセス数
ページビュー数