カタパルトかアレスティングワイヤーか、というお話。

2018年12月7日 15時25分00秒 (Fri)

img_20181207-092753.jpg
お昼休み、二階で落語。
先週に引き続き「つる」。

びっくりするくらい受けへんかった。
つるも松の木にとまらず、またもろこしに返ってくくらい受けへんかった。
まぁすべてが修行ですよ。
HAHAHA.

img_20181207-084658.jpg
午後、マツナガさんの担当患者さんの歩行評価。
普段はT-Supportを使ってるんだけど、試しにダイヤ工業さんからお借りしてるパワーアシストウェアを使ってみました。
T-Supportと似ているようで、実際に使ってみると、やっぱりいろいろ違いがあって面白そうです。

パワーアシストウェアを使いながら、改めて片麻痺患者さんの歩行能力を向上させるためにどんな補助具を使ったらいいか、考えてたんだけど。

昔、ゲッツノイマンが大阪府立大学で歩行分析のコースを開催したときの話。
どうやったら片麻痺患者さんが歩行の推進力を得ることができるか、って話になってね。
その時ゲッツノイマンは確か、
『プッシュオフを作る事が大事。片麻痺患者さんの下肢にカタパルトを装着させなさい』
みたいなことを言ってたん。
カタパルトって知ってる?
↓これ見て。
こんな感じで、滑走路を十分に確保できない空母なんかで、戦闘機を離陸させるために勢いをつけさせる射出機のこと。
ゲッツノイマンは、背屈制動をかけられる装具を使って、思いっきり踏み込んだ後の装具の反発力を利用して、推進力を生み出すべき、って言ってた(かれこれ6年以上前の話なので、今は違うかもしれない)。
当時のボキは「はえ~そんなもんか~」ってボーっと聞いていた。
ただ、患者さんに獲得してほしい動作を、違う何かに例える、ってプレゼンの仕方には痛く感動したん。
分かりやすいやん?
「プッシュオフとはカタパルトの如し」



…ところで、カタパルトの推進力で飛び立った戦闘機は、帰艦するときどうしてると思う?
すごい速度で空母に返ってきて、短い滑走路内で停止するために、アレスティングワイヤーってものを使うのだ。
↓これ見て。


…な?
これにそっくりの歩行補助具があるやろ?
な?
な?

img_20181207-092450.jpg
こういうことやん?

片麻痺患者さんが歩行速度を上げる為に、ガストロを鍛えて鍛えてカタパルト的に使うべし。
ただし、その推進力を発揮させるためには、股関節の遠心性収縮をアレスティングワイヤー的に使うべし。
なかなか面白い組み合わせやと、自画自讃してみる。


明日は兵庫医療大のお宅ホールで終日、大畑せんせの講義。
ワクテカやわ。
 

この記事にコメントする



メールアドレスは公開されません。サイト運営者からの連絡に使用されることがあります。

入力すると投稿者名がリンクとして公開されます。


表示されているひらがなを入力してください
認証コード

プロフィール

プロフィール画像
ニックネーム
中谷知生

Tomoki Nakatani
所在地
兵庫県宝塚市にある、宝塚リハビリテーション病院に勤めています。
職業
理学療法士です。

Certificated physical therapist in Neurology

自己紹介
I am interested in physiotherapy for improvement of gait ability of a patient with stroke hemiplegia.
And I'm a member of Japan Physical Therapy Association stroke guideline crew.

ブログ

12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930

blog

8月 2026年9月 10月
12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930

ライフログ

12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930
QRコード
携帯用QRコード
アクセス数
ページビュー数