Let's gather at Hyogo physical therapy academic competition on Sunday, July 1.
2018年5月29日 13時11分53秒 (Tue)

I'll be with you again in the future even if I said good-bye to you , as well as a stream running as fast as a waterfall is stopped and split into two by rocks because it runs too fast but unites later.
…うーん、当たり前だが、百人一首は英訳すると何だか味気ないな。

The program of Physical Therapy Congress in Hyogo was announced.
I will be a presenter at case study meeting on walking training of stroke patients.
All three young therapists belonging to Takarazuka rehabilitation hospital, which will present a conference, will also have a presentation on Sunday.
Regarding walking training of stroke patients, I am confident that Takarazuka Rehabilitation Hospital is doing the most effective treatment in Japan.
More than 200 entries have already been accepted at the physical therapist training seminar,which we will operate, to be held in the same July.
I think that sharing the knowledge that I think is important now will make it useful for someone.
I think that I will introduce the ideal walking training method of stroke patients in the near future using English on this homepage.

お昼休み、因果推論の勉強会3回目。
たくさん集まってもらいました。
みんなありがとう。
ではいつものごとく、スライドと読み原稿をアップしておきます。

では早速始めます。
因果推論の勉強会の3回目です。
今日のテーマはチョコレートをたくさん摂取するとノーベル賞を受賞できる?というお話です。

本日の目的は、『ひきつづき交絡因子について理解できる』ということです。

これで3回目になりますので、みなさんもぼちぼち頭に入ってきたかと思いますが、繰り返し前回のおさらいから。
医療情報に触れるときに、一番気を付けなければならないことは、因果推論の視点を持っておく、ということです。
具体的に言うと、相関関係にあるということと、因果関係があるということは別だ、という内容でした。
相関関係とは、一方の値が変化すれば、他方の値も変化するという2つの値の関連性のことで、因果関係というのは、一方の値が原因となって、他方の値が結果となって生じるという2つの値の関連性のことです。
ここをしっかり押さえたうえで、論文を読まないといけません。

このような、相関関係なのか因果関係なのかを見分ける考え方のことを、
因果推論、といいます。

因果推論を行うための3つのポイントがあります。
ひとつは、ただの偶然ではないか、という視点
ふたつめが、交絡因子が関係していないか、という視点。
みっつめが、逆因果関係ではないか、という視点です。
今日は前回にひきつづき、交絡因子が関係しているケースをみんなで勉強してみようと思います。

そこで、今日のお題がこちらです。
各国のチョコレート消費量とノーベル賞受賞者数には相関関係がある。
では因果関係は?
…というお話ですね。

2012年に、とある医学雑誌に掲載された記事のグラフです。
チョコレートの消費量と、1000万人あたりのノーベル賞受賞者数には強い相関がある。
では、この相関関係には、因果関係があるのでしょうか?

このデータを掲載したのは、The New England Journal of Medicineという、世界で最も権威のある学術誌です。
日本でも、南江堂が販売を請け負っていますが、そのホームページでは、NEJMのことをこう紹介しています。
『今日望みうる最高水準の科学研究が毎週発表される本誌は,ニュース番組や新聞紙上でいち早く本誌の記事が紹介されることも多く,掲載される医学研究論文は各種産業・株式市場といった多方面で強い影響を与え続けています』

実際に、これは2012年のフランスの通信社、AFP通信の日本語ニュースサイトです。
こう紹介されています。
『メッセーリ教授は、チョコレートの摂取により個人だけでなく人口全体の認知機能が改善されるとの仮説に基づき、各メーカーが公表する23か国の1人当たりのチョコレート消費量と、国民1000万人当たりのノーベル賞受賞者数の相関関係を調査した。すると驚くべきことに、これらの間には「密接で顕著な線形相関関係」があることが分かったという。』
今日ここにおられる皆さんは、もうこの表現には簡単に騙されないようになってきていると思います。
密接で顕著な相関関係があったとしても、それが因果関係を表しているわけではないですよね?

しかし、このニュースに関して、特に多くのネットニュースや掲示板などでは、このような因果関係があるようなニュアンスで情報が流れました。
チョコレートを摂取すると、ノーベル賞の受賞率が向上する。
これは、チョコレート摂取によりフラボノイドの摂取量が増えて、その結果認知機能が向上して、ノーベル賞の受賞率が向上した、と解釈できる、という因果関係として情報が広まったんですね。
しかし、実はこの相関関係には、ある交絡因子が関与していたのです。

非常に大事な部分ですので、繰り返し説明しますが、相関関係と、因果関係を区別してとらえなければなりません。

この場合、チョコレート消費量が多い国では、ノーベル賞受賞者が多い、という相関関係がある、というところまではどうやら信ぴょう性のありそうな記事ですが、それをそのまま、チョコレート消費量が多いから、ノーベル賞受賞者が多い、という風に勝手に読み替えてしまってはいけません。
この場合の交絡因子は、

国別の、国民一人当たりのGDPでした。
GDPというのは、皆さんご存知とは思いますが、ざっというと、国がどれくらい儲かっているか、という指標です。
このグラフは、ノーベル賞受賞率を縦軸に、横軸にはチョコレート消費量ではなく国民一人当たりのGDPに置き換えてグラフにしたものです。
そうすると、GDPの高い国ほど、ノーベル賞の受賞率が高く、こちらも非常にきれいな相関関係にあることがわかります。

つまり、チョコレートは嗜好品ですから、大量に消費できる国ということは、経済的に豊かである、ということと関係しています。
また、経済的に豊かであるということは、教育にお金をかけるようになるので、研究のレベルが上がってノーベル賞受賞者が増える可能性がある。
よって、チョコレートの消費量が多い国ではノーベル賞の授賞者が多い、という相関関係には、ともに経済的な豊かさという交絡因子があった、ということになります。
じゃぁなんでこんな交絡因子が絡んでいる研究が、世界で最も権威のある医学雑誌に掲載されたのでしょうか?
こういう場合に、最も大切なことは、常に『ソースを確認する』ということです。

この論文が掲載されたニューイングランドジャーナルを見てみると、掲載されているのは『OCCASIONAL NOTES』、直訳すると、不定期のメモ、というコーナーです。
これはおそらく、そこまでガチの論文を掲載するコーナーじゃないみたいなんですね。
ちょっと軽めの情報を報告するようなページのようです。
その証拠に、この論文のリミテーション、研究の限界のなかに、こんなことが書いてあります。
Dr. Messerli は、そればっかりってわけじゃないけど、主としてリンツ社のダークチョコレート各種を毎日習慣的に消費していると報告している。
…つまり、この記事自体が、かなり冗談色の強い記事だ、ということなんですね。
雑誌の種類にもよりますが、医学雑誌にも、こんなちょっとした息抜きみたいな情報を載せるページがあります。

ちなみに私はいままで何度かPTジャーナルに論文を投稿していますが、すべてリジェクトされています。
一方で、PTジャーナルの『ひろば』という、読者のちょっとした体験記を載せる、非常に学術色の薄いページにはこれまで2度掲載されています。
当然ですが、ちゃんとした論文を載せるのは難しくて、メモ書き程度の文章を載せてもらうのは比較的容易なんですね。
いずれにせよ、自分が興味を持った情報に関しては、きっちりとソースを確認する、ということが非常に重要です。
前回も言いましたが、これからみんなが例えば論文を読んだり、専門書を読んだり、外部の講習会に参加したりして様々な情報に出会うでしょう。
そのときに、ただそのままうのみにするのではなくて、『本当にそうか?』と疑ってかかる姿勢が大事だということです。
当然ですが、今日の私の話も、疑って聞かなあきません。
それが科学的である、ということだと思います。

では次回は、因果推論のポイント3つ目、逆因果関係というものについて勉強します。

例えばこんな話です。
みなさんひょっとしたらニュースなどで、オニヒトデという生物がサンゴを食べちゃうから、すごい被害が発生している、って話を聴いたことがあるひと居ませんか?
例えばこのグラフは沖縄の新聞社のサイトから持ってきたものです。
サンゴは、オニヒトデ大量発生時に、オニヒトデがサンゴを食べちゃうことで、その数が減少している。
だからオニヒトデを駆除しなきゃ、って動きがあるんですが…
実はこれ、逆相関じゃないか、というお話です。
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プロフィール
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- 中谷知生
Tomoki Nakatani - 所在地
- 兵庫県宝塚市にある、宝塚リハビリテーション病院に勤めています。
- 職業
- 理学療法士です。
Certificated physical therapist in Neurology
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- I am interested in physiotherapy for improvement of gait ability of a patient with stroke hemiplegia.
And I'm a member of Japan Physical Therapy Association stroke guideline crew.
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