理論、ってええ言葉やと思うねん。
2017年7月19日 20時56分54秒 (Wed)

午前、4階ヤマモトくんの患者さんを一緒に。
重度の運動麻痺があるんだけど、ここまで極めて順調に前型歩行が可能となっておられる患者さん。
現状の問題点は、麻痺側立脚中期から終期に体幹右側屈と前傾が強くなること。
このタイミングで身体重心の位置が崩れると、次の麻痺側のスイング開始時にめっちゃ影響するやん?
で、トランクソリューションを試してみたりしたんだけど、結構な勢いでの側屈なのでもうちょっと強固に修正したい感じ。
で、久しぶりにやってみました。
体幹ドデカテーピング療法!
これがあんた、結構効くんだ。
そういえば初めて体幹テーピングを施した患者さんはどないしてるかなぁ…
ちなみにこのテーピングの貼付場所とか、テンションのかけかたは完全にフィーリングでやってます。

これ、テーピングせずにフリーハンド歩行。

テーピングしてフリーハンド歩行。
ガストロの筋活動は大差なし。
初期接地時の前脛骨筋の反応が激しくなってる(これが良いことか、あるいはあまり良いことではないのかはよくわからない)。
ただ、初期接地時の足関節底屈角度は全体的に増大している印象。
それから、セカンドピークが増大している?
てかこの画像からも、体幹伸展がより強く促されていることがよく分かります。
なんか、やる価値がありそう。
でも本気でやるなら、素材は本当に養生テープでいいのか、場所はどこに貼るべきなのか、そもそもこの行為に治療的意義があるのか、って慎重に判断しないとね。
ヤマモトくん、考えておいて。

そういえば今日からおいどんが職場復帰したんだよね。
交通事故で結構な大けがしてて、結局5か月ほど休職して、今日から復帰。
復帰祝いの花束、ボキ、買いに行かせてもらいました。
胸腺腫でしばらく職場を離れて、復帰したときに、みんなから花束もらって、あれうれしかったなぁ。
大げさな感じやけど、ボキはここに居ることを許されたんだ、って思ったことを覚えてます。
あ、ちなみに花束は全部10円玉で購入しました。

おいどんに渡すところは…会議で見られなかったけど、その後食堂で会ったので写真撮っておきました。
これからもよろしくな。
さて、今日もいろいろ若い衆の臨床のお手伝いをさせてもらいながら、隙間時間に講演用のスライドの修正をしてました。
最近のセミナーでは、ボキがいま一番伝えたいことを『TSTraining理論』、という形でお話させてもらうんですけどね。
ちょっと前、川村義肢およびパシフィックサプライさんと、T-Supportの販促会議みたいなんを開いたときに、
『●●アプローチとか、●●理論とか、その手のネーミングを嫌う医者が居てるから気を付けてください』
って言われたことがあるねん。
だから『TSTraining理論』って言葉も、今後使うべきか、ってところからスライドをブラッシュアップしてるんですけど。
…じゃぁ改めて『理論』って何だろう、ってことを調べてみたん。

Wikipediaでは、理論の意義とは、高度に複雑な現実世界を単純化することが可能で、感覚的な結論を回避して説明できる、と書いてある。
これ、理学療法士にとってめっちゃ大事な考え方やと思うねん。
なんかセラピストって、やったら複雑な理論体系をありがたがる傾向があるやん?
別にそこを否定するつもりはないけど、その前に、目の前の症例をまっすぐ歩かせることの意義とか、そのための技術体系が完成してないのに、細かい部分をありがたがるやん?
そこをきっちり修正していかないとね。
どの程度の説得力を保持しながら、現実を単純化するか。
それってボキが一番やりたいことなのかもしれない。
…さて、7月は最後の最後に大きな仕事が3連発です。

7月28日は奈良リハビリテーション病院さんで、長下肢装具の基本的な使い方についてお話しさせていただきます。
現状で50名以上の方に参加していただけるそうです。
まだ募集してるんやろか?
奈良・生駒近辺の方で興味のあるヒトはどぞ。
http://nrh.elysion-gr.com/information/individual_post66.html

7月29日はパシフィックサプライさん主催で、川村義肢本社で知子と一緒に長下肢装具使い方セミナーです。
こっちはもう定員に達して締め切ってます。
あ、未だのヒトはパシフィックニュースも読んでくださいね。
http://www.p-supply.co.jp/pnews/detail/391

7月30日は大阪の東洋医療専門学校さんでセミナーさせていただきます。
こちらは丸1日の講義&実技です。
このパターンは良く考えたら2月の東京以来、かな?
あれからさらに興味深い症例が増えているので、ゆっくりボキの治療理論を聞きたいヒトはどぞ。
まぁまぁええ値段するけど、現在すでに20名以上の参加があるようです。
http://www.therapist-for-life.com/pm/outline/display/n/p99
以上、告知3連発でした。
ほんまはもっと書きたいことがいっぱいあるんやけどな。
長すぎるからこれくらいにしといたるわ。
今から風呂入って、クローズアップ現代+見ながら飲みます。
じゃあの。
この記事にコメントする
- ブログ
- 0207 神戸西支部さま
- T-Supportに関する学会発表一覧
- 1.T-Supportが完成するまでの研究
- 2.T-Support装用時の力学的な変化についての研究
- 3.T-Support装用時の筋電図変化についての研究
- 4.T-Support装用時の歩行因子の変化についての研究
- 5.T-Supportの弾性バンドの伸長に関する研究
- 6.T-Supportによる長下肢装具の膝の固定解除に関する研究
- 7.T-Supportが効果を発揮する条件に関する研究
- 8.T-Supportを装用した走行動作に関する研究
- 9.T-Support使用時にケツにパッドを用いる研究
- 10.T-Supportの継続利用に関する研究
- 11.T-Supportと他の歩行補助機器の効果比較に関する研究
- 12.T-Supportの伸長と聴覚刺激の併用に関する研究
- 13.T-Supportを使って3人4脚したらどんなことが起きるか、って研究
- 14.在宅生活でT-Supportを使ってみた
- 15.T-Supportが整形外科疾患の患者さんの歩行動作に及ぼす影響に関する研
- 16.T-Supportの弾性バンドを3本使ったら何が起こるか?に関する研究
- 17.歩行コンテストという試み
- TSTraining理論
- キャリアラダーについてまとめてみた
- 観察による歩行分析Basic&Advance 2012に行ってきた
- WCPT2017で発表してきた
プロフィール
- ニックネーム
- 中谷知生
Tomoki Nakatani - 所在地
- 兵庫県宝塚市にある、宝塚リハビリテーション病院に勤めています。
- 職業
- 理学療法士です。
Certificated physical therapist in Neurology
- 自己紹介
- I am interested in physiotherapy for improvement of gait ability of a patient with stroke hemiplegia.
And I'm a member of Japan Physical Therapy Association stroke guideline crew.
最近の記事一覧
blog
8月 2026年9月 10月 | ||||||
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
| 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
| 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
| 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
| 27 | 28 | 29 | 30 | |||
携帯用QRコード
- アクセス数

- ページビュー数

- ブログ
- 0207 神戸西支部さま
- T-Supportに関する学会発表一覧
- 1.T-Supportが完成するまでの研究
- 2.T-Support装用時の力学的な変化についての研究
- 3.T-Support装用時の筋電図変化についての研究
- 4.T-Support装用時の歩行因子の変化についての研究
- 5.T-Supportの弾性バンドの伸長に関する研究
- 6.T-Supportによる長下肢装具の膝の固定解除に関する研究
- 7.T-Supportが効果を発揮する条件に関する研究
- 8.T-Supportを装用した走行動作に関する研究
- 9.T-Support使用時にケツにパッドを用いる研究
- 10.T-Supportの継続利用に関する研究
- 11.T-Supportと他の歩行補助機器の効果比較に関する研究
- 12.T-Supportの伸長と聴覚刺激の併用に関する研究
- 13.T-Supportを使って3人4脚したらどんなことが起きるか、って研究
- 14.在宅生活でT-Supportを使ってみた
- 15.T-Supportが整形外科疾患の患者さんの歩行動作に及ぼす影響に関する研
- 16.T-Supportの弾性バンドを3本使ったら何が起こるか?に関する研究
- 17.歩行コンテストという試み
- TSTraining理論
- キャリアラダーについてまとめてみた
- 観察による歩行分析Basic&Advance 2012に行ってきた
- WCPT2017で発表してきた