感想×感想。きっちり伝えることって、とっても大切だな。
2017年5月20日 21時08分44秒 (Sat)
最近当院でよく話題に上るテーマのひとつに、『脳卒中片麻痺者の歩行時の筋電図間コヒーレンス』があります。
知ってるヒトは知っていると思うが、京大の北谷先生が中心で良く発表されている。
筋電図間コヒーレンスって、簡単に説明するのが難しいんだけど。
例えば片麻痺患者さんの歩行時に、麻痺側下腿の筋電図を複数箇所同時に撮る。
そのうち2つの筋電図の波形の関連性を解析したら、筋活動に対する皮質脊髄路の影響を推察できるんじゃないか、みたいな話、だと思う。
(間違ってたら…誰か賢いヒト、コメント欄に修正よろしく)
で、ボキ、昨日後輩と一緒に超重度の患者さんの介助歩行を診てて、ふと思いついたん。
長下肢装具で歩行練習してて、特に重度の運動麻痺や高次脳機能障害を呈している症例で、非麻痺側のスイングがうまいことできないケースって、多々あるでしょ?
例えばつっかかるような、すり足になるような。
あるいはすごく外転位に振り出したり。
足底外側ばっかり荷重して、母趾球にじぇんじぇん荷重できないとか。
まぁ…いろいろ。
大概は時間経過と共に修正されるわけだが、残存するケースも稀にある。
なんで患者さんはこんな運動をするのか?
そもそも片麻痺患者さんにとって、非麻痺側といっても、純粋に麻痺がないわけじゃないやん?
じゃぁこの非麻痺側の筋活動のコヒーレンス解析をしたら、何かわかるんじゃないか、って思ったのだ。

最初に評価したのはは4階ヤマモトくんの患者さん。
一応コヒーレンス解析ができるように、緑が近位の前脛骨筋、水色が遠位の前脛骨筋、紫がガストロ。
そしたらね、この患者さんでは、非麻痺側の立脚終期にめっちゃ前脛骨筋が働いてるねん。

2人目。
4階新人のコバヤシくんの患者さん。
ほら、やっぱり立脚終期に前脛骨筋の収縮のピークがくる。

3人目。
コマツさんの患者さん。
この方が最重度だけど、もう選択的といっていいくらい、立脚終期に前脛骨筋が収縮する。
しかもこの患者さんでは、ガストロとの同時収縮があんまり見られてないのだ。
うーん、これは何だろう。
北谷先生の抄録とかを読んでいると、
『歩行時のTA-LGコヒーレンスは麻痺側足関節背屈・底屈筋力と有意な負の相関を示した。つまり,麻痺側の筋力低下が大きい脳卒中後片麻痺者ほど歩行時に主動作筋と拮抗筋を同時に活動させる代償的な皮質脊髄路の経路を使用している』
って書いてある。
これはなんとなく、感覚的にわかる。
麻痺側のイニシャルコンタクトで前脛骨筋と腓腹筋が同時収縮するケースは良く見かけます。
その瞬間、重度片麻痺患者さんでは、後方で推進力を生みだすべき非麻痺側も、下腿の筋が同時収縮している?
それくらい不安定さがあって、患者さんは過剰な固定をせずにはいられない?
介助歩行下の非麻痺側の筋電図間コヒーレンスのデータを集めることで、全介助に近いレベルの患者さんの歩行トレーニングの質をもっと上げられる、何かヒントみたいなものが見つけられないか、と思うんです。
誰か、研究デザインを一緒に練って、データを集めてみいへん?
多施設共同研究とかできたら面白いかも。
興味あるヒトで集まって、プロトコールをしっかりあれしないとね。

お昼やすみ、豊中平成病院のアライ先生から速達。
開けてみると、過激な手紙!と、こないだのセミナーに参加していただいたみなさんのレポートというか、感想というか。
めっちゃ勉強になりました。
そしてやっぱりこれはボキがやらねばならぬことだと思いました。
豊中平成病院のセラピストのみなさん、そしてアライ先生、ありがとうございます。
また飲みに行きましょう。

午後、患者さんからお手紙。
中には昨日の落語&漫才の感想がびっちり。

ミズタ直光さん!
地味すぎるって!
もっと工夫やって!
しかしミズタ直光って、いいよね。
ボキ、幕末が好きだから。
なんか島津久光を思い浮かべてしまうわ。
とても熱いお手紙でした。
セミナーや落語に限らず、コール&レスポンスって、コミニュケーションの基本だな。
夕方、モリイちゃん主催の勉強会に参加。
介助歩行はどうあるべきか、の理論と実践。
とっても勉強になりました。
セラピスト同士でも、介助歩行の練習って成立するんだな。
今日のような探究心を持続できれば、みんなどこにいってもきっと楽しく働ける、成長できると思いながら眺めていました。
そして途中から混ぜてもらいました。
とても多くの収穫がありました。
ありがとう。
さて、明日はオフ。
ようやく疲れも抜けてきたので、5月下旬のベネッセセミナーの準備とパシフィックサプライさんからご依頼をいただいてた原稿、6月のリハ医学会、あるいは7月の世界学会の準備、それからそれから…
知ってるヒトは知っていると思うが、京大の北谷先生が中心で良く発表されている。
筋電図間コヒーレンスって、簡単に説明するのが難しいんだけど。
例えば片麻痺患者さんの歩行時に、麻痺側下腿の筋電図を複数箇所同時に撮る。
そのうち2つの筋電図の波形の関連性を解析したら、筋活動に対する皮質脊髄路の影響を推察できるんじゃないか、みたいな話、だと思う。
(間違ってたら…誰か賢いヒト、コメント欄に修正よろしく)
で、ボキ、昨日後輩と一緒に超重度の患者さんの介助歩行を診てて、ふと思いついたん。
長下肢装具で歩行練習してて、特に重度の運動麻痺や高次脳機能障害を呈している症例で、非麻痺側のスイングがうまいことできないケースって、多々あるでしょ?
例えばつっかかるような、すり足になるような。
あるいはすごく外転位に振り出したり。
足底外側ばっかり荷重して、母趾球にじぇんじぇん荷重できないとか。
まぁ…いろいろ。
大概は時間経過と共に修正されるわけだが、残存するケースも稀にある。
なんで患者さんはこんな運動をするのか?
そもそも片麻痺患者さんにとって、非麻痺側といっても、純粋に麻痺がないわけじゃないやん?
じゃぁこの非麻痺側の筋活動のコヒーレンス解析をしたら、何かわかるんじゃないか、って思ったのだ。

最初に評価したのはは4階ヤマモトくんの患者さん。
一応コヒーレンス解析ができるように、緑が近位の前脛骨筋、水色が遠位の前脛骨筋、紫がガストロ。
そしたらね、この患者さんでは、非麻痺側の立脚終期にめっちゃ前脛骨筋が働いてるねん。

2人目。
4階新人のコバヤシくんの患者さん。
ほら、やっぱり立脚終期に前脛骨筋の収縮のピークがくる。

3人目。
コマツさんの患者さん。
この方が最重度だけど、もう選択的といっていいくらい、立脚終期に前脛骨筋が収縮する。
しかもこの患者さんでは、ガストロとの同時収縮があんまり見られてないのだ。
うーん、これは何だろう。
北谷先生の抄録とかを読んでいると、
『歩行時のTA-LGコヒーレンスは麻痺側足関節背屈・底屈筋力と有意な負の相関を示した。つまり,麻痺側の筋力低下が大きい脳卒中後片麻痺者ほど歩行時に主動作筋と拮抗筋を同時に活動させる代償的な皮質脊髄路の経路を使用している』
って書いてある。
これはなんとなく、感覚的にわかる。
麻痺側のイニシャルコンタクトで前脛骨筋と腓腹筋が同時収縮するケースは良く見かけます。
その瞬間、重度片麻痺患者さんでは、後方で推進力を生みだすべき非麻痺側も、下腿の筋が同時収縮している?
それくらい不安定さがあって、患者さんは過剰な固定をせずにはいられない?
介助歩行下の非麻痺側の筋電図間コヒーレンスのデータを集めることで、全介助に近いレベルの患者さんの歩行トレーニングの質をもっと上げられる、何かヒントみたいなものが見つけられないか、と思うんです。
誰か、研究デザインを一緒に練って、データを集めてみいへん?
多施設共同研究とかできたら面白いかも。
興味あるヒトで集まって、プロトコールをしっかりあれしないとね。

お昼やすみ、豊中平成病院のアライ先生から速達。
開けてみると、過激な手紙!と、こないだのセミナーに参加していただいたみなさんのレポートというか、感想というか。
めっちゃ勉強になりました。
そしてやっぱりこれはボキがやらねばならぬことだと思いました。
豊中平成病院のセラピストのみなさん、そしてアライ先生、ありがとうございます。
また飲みに行きましょう。

午後、患者さんからお手紙。
中には昨日の落語&漫才の感想がびっちり。

ミズタ直光さん!
地味すぎるって!
もっと工夫やって!
しかしミズタ直光って、いいよね。
ボキ、幕末が好きだから。
なんか島津久光を思い浮かべてしまうわ。
とても熱いお手紙でした。
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夕方、モリイちゃん主催の勉強会に参加。
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とっても勉強になりました。
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そして途中から混ぜてもらいました。
とても多くの収穫がありました。
ありがとう。
さて、明日はオフ。
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- キャリアラダーについてまとめてみた
- 観察による歩行分析Basic&Advance 2012に行ってきた
- WCPT2017で発表してきた
プロフィール
- ニックネーム
- 中谷知生
Tomoki Nakatani - 所在地
- 兵庫県宝塚市にある、宝塚リハビリテーション病院に勤めています。
- 職業
- 理学療法士です。
Certificated physical therapist in Neurology
- 自己紹介
- I am interested in physiotherapy for improvement of gait ability of a patient with stroke hemiplegia.
And I'm a member of Japan Physical Therapy Association stroke guideline crew.
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