修行、修行。。。
2017年4月26日 22時15分32秒 (Wed)

午前、3階あさいくんの患者さんのジャッジ。
これは10日ほど前。
膝のロックを解除すると、ターミナルスタンスで膝が屈曲して股関節が伸展しない。

T-Support併用したらええ感じ、というところまでは以前ブログに載せたハズ。

今日。
早くもカットダウンして、後方介助でええ感じ。

側方介助ならもっとええ感じ。
どの辺がええ感じか、もうここの読者ならわかるでしょ?
今日はリハビリテーション研究会の理事会が夕方にあったのだ。
これがあんた、毎回もめるんだ。
ボキ、一応会長やからね。
理事会が紛糾すると、激しくへこむ(意外と繊細なのです)。
今度こそ、今度こそ、っていろいろ資料を準備して、根回しして臨むんだけど、今日も揉めた。
午後の業務中に、とある理事と今年度の会の運営のことでいろいろ話をして、そこで結構動揺して(いや動揺したというより、へこんだ…)、もう午後3時以降はココロココニアラズですよ。
ずっと心拍数が高い状態やった。
MAJIDE。
で、業務終了後の理事会はやっぱり…まぁ、あれやったわ。

唯一の救いは、理事会で久しぶりにシズーカの元気な顔を見れたことかな。
ヒロミさん、シズーカは元気なようです。
でも…見て、ボキの目の下のクマ。
人間短時間でも激しいストレスに襲われるとこうなるのだ。
毎月理事会ではこれくらい追い込まれますの。
…さて、今日の日記はここまで。
ここから先はタッツー好きだけでどぞ。
今日の理事会でいろいろ感じたことがあるのだけれども、その一つが、セラピストが何のために勉強するのか、ってことだった。
こないだコメント欄で篠氏も言っておられたけど、タッツーのブログで『福翁の「はげしい」勉強法』って記事があるん。
いつか引用しようと思ってたけど、今日のごたごたを通して、この文章が身に沁みる。
以下一部抜粋。
長いで。
繰り返し言うが、外国語を学ぶのは、それが「外部へと繋がる回路」だからである。
今年の2月に「小学生から英語を教える」という学習指導要領改訂について書いたので、それをもう一度一部採録する。
外国語は「私がそのような考え方や感じ方があることを想像だにできなかった人」に出会うための特権的な回路である。
それは「私が今住んでいるこの社会の価値観や美意識やイデオロギーや信教」から逃れ出る数少ない道筋の一つである。
その意味で外国語をひとつ知っているということは「タイムマシン」や「宇宙船」を所有するのに匹敵する豊かさを意味する。
けれども、それはあくまで「外部」とつながるための回路であって、「内部」における威信や年収や情報や文化資本にカウントされるために学習するものではない。
「努力と報酬が相関すれば人間は勉強するようになる」というのは合理的なように見えるが、人間観察に欠けた判断と言わなければならない。
私たちをはげしい勉強におしやる動機はたいていもっと「不合理」で、もっと妄想的なものだからである。
そして、ひとは「はげしく勉強する」ことなしに、「檻」を破ることができない。
水村さんも引用している『福翁自伝』の福沢諭吉は日本最初の英語学習者の一人である。
福沢ははじめ緒方洪庵の適塾で蘭語を学んだ(英語にシフトするのは、そのあとのこと)。
その勉強は文字通り「昼夜の区別なし」の「はげしい」ものであった。
福沢は一度熱病を患って床に就いたことがあり、そのときはじめて過去一年間、「夜具を掛けて枕をして寝るなどとうことは、ただの一度もしたことがない」ことに気づいたほどである。
なぜ、それほどはげしく勉強したのか。
キャリアのためではない。
江戸では蘭語ができると幕府や諸藩のお抱えになるという「キャリアパス」が用意されていたが、大阪はそうではない。
どれほど蘭語ができても、それで採用してやろうという奇特なものがいないのである。
では、なぜ書生たちは勉強したのか。
福沢はこう書いている。
「それゆえ緒方の書生が幾年勉強して何ほどエライ学者になっても、頓と実際の仕事に縁がない。すなわち衣食に縁がない。縁がないから縁を求めるということに思いも寄らぬので、しからば何のために苦学するかといえば、一寸と説明はない。前途自分の身体は如何なるであろうかと考えたこともなければ、名を求める気もない。名を求めるどころか、蘭学書生といえば世間に悪く言われるばかりで、既に已に焼けに成っている。ただ昼夜苦しんで六かしい原書を読んで面白がっているようなもので、実に訳のわからぬ身の有様とは申しながら、一方を進めて当時の書生の心の底を叩いてみれば、おのずから楽しみがある。これを一言すれば-西洋日進の書を望むことは日本国中の人に出来ないことだ、自分たちの仲間に限って斯様なことが出来る。貧乏をしていても、粗衣粗食、一見看る影もない貧書生でありながら、智力思想の活発高尚なることは王侯貴人も眼下に見下すという気位で、ただ六かしければ面白い、苦中有楽、苦即楽という境遇であったと思われる。たとえば、この薬は何に利くか知らぬけれども、自分たちより外にこんな苦い薬を能く呑む者はなかろうという見識で、病の在るところも問わずに、ただ苦ければもっと呑んでやるというくらいの血気であったに違いはない。」(『福翁自伝』、岩波文庫、1978年、92-93頁)
なんとも勢いのよい話である。
そして、この書生の狂気じみた勉強のありさまを叙した文章を福沢諭吉はこう結んでいる。
「兎に角当時緒方の書生は、十中の七、八、目的なしに苦学した者であるが、その目的のなかったのが却って仕合で、江戸の書生よりも能く勉強が出来たのであろう。ソレカラ考えてみると、今日の書生にしても余り学問を勉強すると同時に始終我身の行く末ばかり考えているようでは、修行は出来なかろうと思う。さればといって、ただ迂闊に本ばかり見ているのは最も宜しくない。宜しくないとはいいながら、また始終今もいう通り自分の身の行く末のみ考えて、如何したらば立身が出来るだろうか、如何したら金が手に這入るだろうか、立派な家に住むことが出来るだろうか、如何すれば旨い物を食い好い着物を着られるだろうか、というようなことにばかり心引かれて、齷齪勉強するということでは、決して真の勉強は出来ないだろうと思う。」(94頁)
私はこれまで勉強について書かれた文章の中でも『福翁自伝』のこの箇所は白眉であると思う。
ボキがリハビリテーション研究会でやりたいことは、ただただこういうことやねん。
いくら勉強しても、セラピストは経済的に恵まれないし、この先も多分この状況は変わりそうにないやん?
でもなんで勉強するのかというと、ただ勉強するのが楽しいから。
学術は「外部へと繋がる回路」だから。
学術を出世とか、自分の承認欲求を満たすための道具にしたくないのだ。
でもみんなに納得してもらうって、難しいね。
今日はもやもやしてるから、日記ももやっと終わるわ。
じゃあの。
コメント
篠登録ユーザー
無題
送って頂いたT-supportステッカー届きました。
どこに貼るか迷ってましたが、大畑先生の資料を集めた大畑ファイルに貼りました。ありがとうございました❗
お話しを読んでいて他職種の友人に、「お前はそうだけどそうじゃない人もいる」と言われ、はっとしたのと同時に気が楽になったのを思い出しました。
ついでに以前お探しであったグループワークの極意に通じるものをタッツーに教えてもらいましたので記載します。
どんな会議でもそうだけれど、会議を持つことの目的は、ある提案に対して同意を求めることより先に、まず「ものを決めるときは、合意がある方がいいよね」ということについての合意を形成することである。まず必要なのは、個別的な事案についての合意ではなく、「合意することの重要性についての合意」である。
内田樹:子どもは判ってくれないより引用
長文失礼しました。
どこに貼るか迷ってましたが、大畑先生の資料を集めた大畑ファイルに貼りました。ありがとうございました❗
お話しを読んでいて他職種の友人に、「お前はそうだけどそうじゃない人もいる」と言われ、はっとしたのと同時に気が楽になったのを思い出しました。
ついでに以前お探しであったグループワークの極意に通じるものをタッツーに教えてもらいましたので記載します。
どんな会議でもそうだけれど、会議を持つことの目的は、ある提案に対して同意を求めることより先に、まず「ものを決めるときは、合意がある方がいいよね」ということについての合意を形成することである。まず必要なのは、個別的な事案についての合意ではなく、「合意することの重要性についての合意」である。
内田樹:子どもは判ってくれないより引用
長文失礼しました。
投稿日:2017年4月27日 07:39
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プロフィール
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- 中谷知生
Tomoki Nakatani - 所在地
- 兵庫県宝塚市にある、宝塚リハビリテーション病院に勤めています。
- 職業
- 理学療法士です。
Certificated physical therapist in Neurology
- 自己紹介
- I am interested in physiotherapy for improvement of gait ability of a patient with stroke hemiplegia.
And I'm a member of Japan Physical Therapy Association stroke guideline crew.
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