【賢しら(サカシラ)】意味:利口そうに振る舞うこと。物知りぶること。また、そのさま。よけいな世話を焼くこと。出しゃばること。
2017年3月31日 13時29分55秒 (Fri)

午前、コマツさんの患者さんのジャッジ。
長下肢装具装用して、緑の筋電図はいつものガストロ。
膝関節を固定して、足関節は背屈位にもってって、十分キレイな前型歩行だけど、肝心のガストロは初期接地時にのみ働いて、ターミナルスタンスで打ち出の小槌が機能してないのがわかるでしょ?

同じ前型歩行でも、3人で歩くと、きっちりターミナルスタンスでガストロが働いてくれます。
なぜなら前足部に荷重がかかってるから(たぶん)。
あ、この内容については、7月の兵庫県理学療法学術大会でコマツさんが発表するので興味あるヒトは聞きにきて、いっぱい質問してあげてください。
…さて、今日のお楽しみはここから。
ここまで必死に、ガストロの筋トレをやり続けてきたら、何が起こるか?

カットダウンができるようになります。
この患者さんで、膝の自由度を保障した上で、しっかり前足部に荷重して、膝伸展位保持ができる様子をジャッジで記録したこの映像…見たいでしょ?
ここではまだ皆さんにお見せできません。
きっとパシフィックサプライさんが、何とかしてくれるでしょう。
多忙を極めた2016年度でしたが、11月にカジカワくんの患者さんで3人4脚歩行の価値に気づいて、いろいろデータをとって、今日この最重度の患者さんでこの評価ができたことはとてもうれしかった。
感動した。
さぁ、どうやって日本の、いや世界の理学療法の地図を塗り替えようか?
ボキ、本気やで。
タッツーの2009年のブログ『je pense, donc ça se pense』って記事に、こんなことが書いてある。
私は現代における武道の有効性を信じている。
女子学生たちに杖の打ち方、剣の抜き方を教えるのは、杖や剣を実際に道具として活用して欲しいからではない。
とりあえず学生たちには形を遣い、剣の抜き方納め方を稽古してもらう。
当面の課題は「刃筋が通る」というのはどういうことかを実感することである。
それは要するに「剣には剣固有の動線があり、人間は賢しらをもってそれを妨げてはならない」ということに気づくということである。
自分を主体として立てて、剣や杖を対象的に操作しようとしてはならない。
剣や杖には、それぞれ「お立場」というものがある。
だから、それを尊重する。
私自身の筋肉や関節や腱や靱帯にだって、やはり「お立場」というものがある。
だから、それを尊重する(しないとあとで痛い思いをする)。
そんなふうだから、武道の稽古をしていると、あちこち気を遣う相手ばかりで気疲れしてしょうがない。
だが、そうやって剣やら杖やら体術の相手やら自分の身体各部やら、すべてのもののはたらきを妨げないように気を遣っていると、「そもそも、この『気を遣っている』主体というのはどこにいるのか?」という深甚な疑問に逢着することになる。
主体って何?
武道はこのデカルト的省察をデカルトとは逆方向に進む。
「我思う」ゆえに「『我』在り」ではなく、「我思う」ゆえに「『思う』あり」の方に分岐しちゃうのである。
術技的には、主体なんてなくてもぜんぜん困らないし、むしろない方がましだからである。
この逆説的状況に学生諸君を投じるために、お稽古しているのである。
『剣には剣固有の動線があり、人間は賢しらをもってそれを妨げてはならない』
この文章の意味がわかるヒトは、多分介助歩行が上手いと思うねん。
やっぱ実技セミナーを開かなきゃな。
さぁ新年度も頑張るぞ。
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Tomoki Nakatani - 所在地
- 兵庫県宝塚市にある、宝塚リハビリテーション病院に勤めています。
- 職業
- 理学療法士です。
Certificated physical therapist in Neurology
- 自己紹介
- I am interested in physiotherapy for improvement of gait ability of a patient with stroke hemiplegia.
And I'm a member of Japan Physical Therapy Association stroke guideline crew.
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