今日のは長いから、タッツー好き以外はスルーでよいでしょう。

2016年8月21日 20時42分18秒 (Sun)

昨日の夜、リビングでビール飲みながら、気づいたらソファーでうたた寝してたのだ。
真夜中に目がさめて…テレビを見たら、ベストキッドを放送してたの。
ベストキッド…もうこれ30年くらい前の映画。
ボキ、中学生のころ、この映画が好きだったンゴねぇ。
久しぶりに見たら、やっぱりオモローなのだ。

職場の若い衆はきっとあらすじを知らないだろうから、教えてあげる。
ダニエルさん、ってオンナスキーだけどひ弱ないじめられっこが居るんだ。
何とかいじめっ子にリベンジしたいダニエルさん、カラテカであるというなぞの日本人のおじさんに弟子入りする。
ところが修行といってやらされるのは車のワックスがけ、床のやすりがけ、壁のペンキ塗り…
なんだよ、これのどこがカラテなんだよ、やってらんねーよ、ってふてくされたところで、なぞのおじさんが!
ついに!


…ここからがこの映画の最高に面白いところ。
ちょっとそこのあなた、3分でいいから、ちょっとこの動画見て!
おお、これまで自分が意味もわからずにやっていたことは、実はカラテの修行だったのだ!
って、ここが好きなんだなぁ。
いかにも中学生男子がはまりそうなお話でしょ?
 


似たような話で、タッツーが良く書いてる話があるのだ。
中国の昔話なんだけど。

 昔、張良という若者が、太公望の兵法の極意を求めて旅をしていたのね。 
 ある時、黄石公という老人に出会い、こう言われるのだ。 
 「私が兵法の極意を教えてやろう」 
 張良は黄石公に弟子入りし、修業を始めるのだ。 
ところがいつまで経っても黄石公は極意を教えてくれない。 
早く教えてくれないか、と思っていたある日、黄石公が馬に乗って張良の傍を通りすぎた時に、黄石公の沓(靴)が脱げ、地面に転がったの。 
黄石公は張良に言うのだ。
「取って、履かせよ。」
 張良は、「なんで靴を履かせんといかんのだ…」と思いながら、沓を拾って履かせる。 
翌日、また同じように黄石公が馬に乗って張良の傍を通りすぎたの。
そして、また同じように沓が脱げた。 
黄石公は「取って、履かせよ。」と言う。 
張良は「またか…」と思いつつ、再び沓を拾って履かせるの。 

…その瞬間、張良は閃き、その場で黄石公から免許皆伝を認められて去ってくんだ。 

良くわからん話でしょ?
タッツーは、これこそが、教育の奥義だ、って言うのね。 
なぜか。
ここからは、『日本辺境論』から抜粋。


『張良』の師弟論についてはこれまで何度か書いたことがありますけれど、(中略)教訓を一言で言えば、師が弟子に教えるのは「コンテンツ」ではなくて「マナー」だということです。
張良は黄石公に二度会います。
黄石公は一度目は左の沓を落とし、二度目は両方の沓を落とす。
そのとき、張良はこれを「メッセージ」だと考えました。
一度だけなら、ただの偶然かもしれない。
でも、二度続いた以上、「これは私に何かを伝えるためのメッセージだ」とふつうは考える。
そして、張良と黄石公の間には「太公望の兵法の伝授」以外の関係はないわけですから、このメッセージは兵法極意にかかわるもの以外にありえない。
張良はそう推論します(別に謡本にそう書いてあるわけではありません。私の想像)。
沓を落とすことによって黄石公は私に何を伝えようとしているのか。張良はこう問いを立てました。
その瞬間に太公望の兵法極意は会得された。
瞬間的に会得できたということは、「兵法極意」とは修行を重ねてこつこつと習得する類の実体的な技術や知見ではないということです。
兵法奥義とは、「あなたはそうすることによって私に何を伝えようとしているのか」と師に向って問うことそれ自体であった。
論理的にはそうなります。
「兵法極意」とは学ぶ構えのことである。
それが中世からさまざまの芸事の伝承において繰り返し選好されてきたこの逸話の教訓だと私は思います。
「何を」学ぶかということには二次的な重要性しかない。
重要なのは「学び方」を学ぶことだからです。







…長い記事になったけど、端的に言うと、今日の臨床はとっても充実していた、ということなのだ。
この長い長い記事を最後まで読んでくれたあなたに、プレゼントあげる。

img_20160821-183219.png
お昼ごはんを食べてるなつみとキドグチさん。
互いの距離が近い。
膝くっついてる。
なつみかわいいよなつみ。
ただそれだけのことさ。

じゃあの。

コメント

ババーラ登録ユーザー

わかるよーわかるー
ともきんの落語が見たくてはヨウツベググったら、なつみさゃんとやらばっかりやん?
そのくせ、どれがなつみさゃんなのか、よく分からないねん(笑)

閑話休題。

学生に、日々挨拶、言葉遣い、姿勢、学習に対する態度を指導してるけど、それが臨床に直結してるって通じないのね。
毎日の積み重ねが、未来のあなたですよーと言いたいけど、結果として分かりやすい模試の成績、そして国試に合格すればいちという考えになるのがイヤだね~
看護部長に言ってよ、日々の積み重ねが大事だと看護学生にメッセージしたって、と。
投稿日:2016年8月21日 21:57

中谷知生登録ユーザー

無題
>ババーラ氏

ん?
ち、が、さ、に文字化け?

閑話休題。
若手臨床家の指導に迷いまくりのワタクシですが…
学生の教育はさらに難しいんだろねぇ。

ボキもアホな学生やったンゴねぇ。
投稿日:2016年8月22日 07:45

この記事にコメントする



メールアドレスは公開されません。サイト運営者からの連絡に使用されることがあります。

入力すると投稿者名がリンクとして公開されます。


表示されているひらがなを入力してください
認証コード

プロフィール

プロフィール画像
ニックネーム
中谷知生

Tomoki Nakatani
所在地
兵庫県宝塚市にある、宝塚リハビリテーション病院に勤めています。
職業
理学療法士です。

Certificated physical therapist in Neurology

自己紹介
I am interested in physiotherapy for improvement of gait ability of a patient with stroke hemiplegia.
And I'm a member of Japan Physical Therapy Association stroke guideline crew.

ブログ

12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930

blog

8月 2026年9月 10月
12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930

ライフログ

12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930
QRコード
携帯用QRコード
アクセス数
ページビュー数