座長童貞卒業や!
2016年7月15日 21時45分03秒 (Fri)

午前、3階の新人アサイ君の患者さんを一緒に診ました。
T-Supportのサウンドシステムがとっても効果的な症例です。
プリのオガサワラくんと3人でああでもないこうでもないと言いながらのトレーニング、楽しかった。
きっと刺激的な新人発表になるよ。
1週間で結果を出そう。
楽しみだね。
ばたばたしてたら、事務所に速達が届いてる。
義肢装具学会学術大会の事務局から。
開けてみたら、秋の札幌での学会での座長の依頼。
…ボキ、今年でPT14年目なんですけど、これまで座長というものを経験したことがないのです。
まぁいずれすることになるだろうと思っていましたが。。。
ボキみたいなもんがちゃんと座長を勤められるでしょうか?
初めて、って何でも怖いもんだよね。
しっかり勉強して10月を迎えたいと思います。
午後、部長と尚和会療法部学術集会についてお話。
将来的に、学術単体でどうやって収益性を確保するか、ってことについて。
いろいろあるけど、ほとんど患者さんを診ないボキみたいな存在を許容する尚和会って、懐が深いよね。
ボキが居なくても学術という文化がしっかり根付くまで、尚和会で頑張ります。
夕方、ケアヴィラ宝塚へ。
去年の11月からずっと追いかけ続けてきた患者さん、喜ばしいことにご自宅にご退院ということになって、今日が最後のジャッジ。
最後は長下肢装具を用いてフリーハンド歩行の即時効果を検証。
なかなか興味深いトライアルだった。
11月からのの9か月間、いろいろお手伝いしてくれたみなさん、ありがとうございました。
あんなことやこんなこと、いろいろやらかしてしまいまして…多少反省するべき部分もあったりしますが、とても充実していました。
帰院して、ジャッジのデータを整理。
ケアヴィラのデータの処理の後、論文執筆のためのデータ整理。
いろいろ思うところがあって、久しぶりに短報レベルの論文を1本書こうと思うのです。
明日と明後日で書き上げます。
医学書院、震えて待て!
…さて、今日のタッツー。
「インターネット持仏堂」から一部抜粋。
現象学という学問があります。
フッサールが体系づけた、たいへん精密にできた、いわば「哲学のハイテク・ツール」のようなものであることはご案内の通りですが、このたいへん切れ味のよいツールの基本にあるのは「私が見ている世界はありのままの現実ではない。けれども、この現実以外に私が世界に接近する回路は存在しない」という知性の節度です。
私たちが「客観的に実在する世界」だと信じている私たちの世界は、主観的な仮象である可能性をつねに伴っています。私たちは脈絡ある夢を見ているのかも知れないし、発狂しているのかも知れません。
(中略)
科学者が「現実」だと思っているものと、狂信者が「現実」だと思っているものの違いは質的な差というよりは程度の差であると私は思っています。
急いでつけ加えなければならないのですが、「程度の差」ということばを私は貶下的な意味で使っているのではありません。
「程度の差」を精密に計測できるということこそが知性の試金石だと思っているからこそこのことばを用いたいと思います。
誰の目に見える世界も、十全な明証性に基礎づけられてはいません。
どの人間の経験する世界も、世界そのものではありません。
しかし、たとえ私に見えている世界が、「実在している世界」そのものの実相であると言う権利が私にはないとしても、「私にとっては、世界はそのように見える」と言明することは許されています。
そして、「私にはそのように見えている」という事実以外に、客観的世界に接近する回路は存在しません。
そこまでの同意がとりつけられれば、次は、「私には世界がこのように見え、あなたにはそのようには見えないらしい。ではいったい、その差はどういう要因に規定されて出来したものなのだろうか?」という問いを立てることができます。
この「ではいったい…」という視座の繰り上げのことを「科学性」と呼ぶと私は信じています。
そのことは書簡の中で何度も繰り返しました。
同時に、私はこの科学性は最終的には宗教的なものとなる他ないとも思っているのです。
というのは、このような「私自身の判断を基礎づけているもの」への問い(「どうして私にはこんなふうに世界が経験されるか?」という問い)は決してそのような問いを立てているおのれ自身の「起源の瞬間」には到達することができないからです。
学的に厳密であろうとすればするほど、知性がおのれ自身の信頼性を堅固に基礎づけようとすればするほど、知性は「知性が知性的になった起源の瞬間」にはたどりつけないということが明らかになります。
知性の卓越性は「知性はその最初からすでに知性的であった」という原事実のうちにあります。
そして、それはそのまま知性の被投性を意味しています。
おのれがすでにおのれ以外の何かによって基礎づけられ、それに遅れて到来したという自己意識のあり方。
それを私はこの書簡の中で「宗教性」と呼びました。
真に知性的であろうとすれば、人間は宗教的にならざるをえない。
知性とは知性の自制のことであるとすれば、宗教性とはそのような節度が要求する「知性以前」あるいは「知性の彼岸」と言い換えられるかも知れません。
「知性以前」や「知性の彼岸」について、知性は「ここから先にはゆけない」というオフリミットの標識を読み上げることしかできません。
「この先には、こんなものがあるんだよ」と実定的に語ることも、「この先には、何もない」と語ることも、ともに知性の節度は許さないと私は思います。
(中略)
わかるけど、わからない。
わからないけれど、わかる。
あるいは、わかるから、わからなくなる。
わからないから、わかりあえる。
そういうことじゃないかなと思います。
明日と明後日はひたすら論文を書きます。
じゃあの。
コメント
やま登録ユーザー
無題
座長,論文,学術集会とすごいですね!
論文楽しみにしています!
論文楽しみにしています!
投稿日:2016年7月15日 23:21
中谷知生
無題
>やま氏
ありがとう。
バイメカの勉強、がんばってね。
ありがとう。
バイメカの勉強、がんばってね。
投稿日:2016年7月17日 09:08
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プロフィール
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Tomoki Nakatani - 所在地
- 兵庫県宝塚市にある、宝塚リハビリテーション病院に勤めています。
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- 理学療法士です。
Certificated physical therapist in Neurology
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- I am interested in physiotherapy for improvement of gait ability of a patient with stroke hemiplegia.
And I'm a member of Japan Physical Therapy Association stroke guideline crew.
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