どうやったら伝わるかな…
2016年6月16日 21時38分36秒 (Thu)

T-Supportってさ、なんだろう、ちっちゃいボキやねん。
あれ、ボキの分身やねん。
ボキが最高の歩行介助をするために必要なモノを、川村さんの力をお借りして、カタチにしてもらってん。
…だからね、端的に言うと、ボキと同じレベルの技術を持ってるヒトには、その良さは、何にも言わなくても伝わると思うの。
問題は、まだボキのレベルに達してないセラピストにどう使ってもらうか、だ。
特に長下肢装具の膝の固定を解除するために使うときって、細心の注意が必要だと思うのね。
例えばこの患者さん、担当のフクダくん…

ボキ。
…な。
フクダくん、なるべく一緒に診るから、ボキの技術、もっともっとたくさん、あ・げ・る。
何度読んでも感動する、タッツーの『先生はえらい』から、例の話。
教習所の先生は「君は他の人と同程度に達した」ということをもって評価します。
プロのドライバーは「君は他の人とどう違うか」ということをもってしか評価しません。
その評価を実施するために、一方の先生は「これでおしまい」という到達点を具体的に“指示し”、一方の先生は「おしまいということはない」として到達点を“消去”してみせます。
ふたりの先生の違うところはここです。“ここだけ”です。
ほとんど同じ技術を教えていながら、「これができれば大丈夫」ということを教える先生と、「学ぶことに終わりはない」ということを教える先生の間には巨大な「クレヴァス」があります。
「学ぶ」とはどういうことかを考えるときに、いちばんたいせつなのはこのことです。
このクレヴァスが何なのか、それはどうしてできてしまうのか、それを考えることです。
もう一度申し上げましょう。
“学ぶというのは有用な技術や知識を教えてもらうことではありません”。
だって、シューマッハにアクセルワークを習ったときに、あなたは彼が何を言っているかぜんぜんわからなかったはずだからです。
言ってることがむずかしすぎて。
何を言っているのか、ぜんぜんわからなかったにもかかわらず、というか、“何を言っているのかぜんぜんわからなかったゆえに”、あなたは彼から本質的なことを学ぶことができたのです。
私は上で、プロの人なら言うことは決まっていると書きました。
それは、「技術に完成はない」と「完璧を逸する仕方において創造性はある」です。
この二つが「学ぶ」ということの核心にある事実です。
ことばはむずかしいですけれど、これじつは恋愛とまったく同じなんです。
「恋愛に終わりはない」そして、「失敗する仕方において私たちは独創性を発揮する」。
さて、今日は夜なべや。
夜なべやぁぁぁぁ。
この記事にコメントする
- ブログ
- 0207 神戸西支部さま
- T-Supportに関する学会発表一覧
- 1.T-Supportが完成するまでの研究
- 2.T-Support装用時の力学的な変化についての研究
- 3.T-Support装用時の筋電図変化についての研究
- 4.T-Support装用時の歩行因子の変化についての研究
- 5.T-Supportの弾性バンドの伸長に関する研究
- 6.T-Supportによる長下肢装具の膝の固定解除に関する研究
- 7.T-Supportが効果を発揮する条件に関する研究
- 8.T-Supportを装用した走行動作に関する研究
- 9.T-Support使用時にケツにパッドを用いる研究
- 10.T-Supportの継続利用に関する研究
- 11.T-Supportと他の歩行補助機器の効果比較に関する研究
- 12.T-Supportの伸長と聴覚刺激の併用に関する研究
- 13.T-Supportを使って3人4脚したらどんなことが起きるか、って研究
- 14.在宅生活でT-Supportを使ってみた
- 15.T-Supportが整形外科疾患の患者さんの歩行動作に及ぼす影響に関する研
- 16.T-Supportの弾性バンドを3本使ったら何が起こるか?に関する研究
- 17.歩行コンテストという試み
- TSTraining理論
- キャリアラダーについてまとめてみた
- 観察による歩行分析Basic&Advance 2012に行ってきた
- WCPT2017で発表してきた
プロフィール
- ニックネーム
- 中谷知生
Tomoki Nakatani - 所在地
- 兵庫県宝塚市にある、宝塚リハビリテーション病院に勤めています。
- 職業
- 理学療法士です。
Certificated physical therapist in Neurology
- 自己紹介
- I am interested in physiotherapy for improvement of gait ability of a patient with stroke hemiplegia.
And I'm a member of Japan Physical Therapy Association stroke guideline crew.
最近の記事一覧
blog
8月 2026年9月 10月 | ||||||
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
| 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
| 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
| 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
| 27 | 28 | 29 | 30 | |||
携帯用QRコード
- アクセス数

- ページビュー数

- ブログ
- 0207 神戸西支部さま
- T-Supportに関する学会発表一覧
- 1.T-Supportが完成するまでの研究
- 2.T-Support装用時の力学的な変化についての研究
- 3.T-Support装用時の筋電図変化についての研究
- 4.T-Support装用時の歩行因子の変化についての研究
- 5.T-Supportの弾性バンドの伸長に関する研究
- 6.T-Supportによる長下肢装具の膝の固定解除に関する研究
- 7.T-Supportが効果を発揮する条件に関する研究
- 8.T-Supportを装用した走行動作に関する研究
- 9.T-Support使用時にケツにパッドを用いる研究
- 10.T-Supportの継続利用に関する研究
- 11.T-Supportと他の歩行補助機器の効果比較に関する研究
- 12.T-Supportの伸長と聴覚刺激の併用に関する研究
- 13.T-Supportを使って3人4脚したらどんなことが起きるか、って研究
- 14.在宅生活でT-Supportを使ってみた
- 15.T-Supportが整形外科疾患の患者さんの歩行動作に及ぼす影響に関する研
- 16.T-Supportの弾性バンドを3本使ったら何が起こるか?に関する研究
- 17.歩行コンテストという試み
- TSTraining理論
- キャリアラダーについてまとめてみた
- 観察による歩行分析Basic&Advance 2012に行ってきた
- WCPT2017で発表してきた